- 作成:2021年6月24日
- 更新:2021年6月24日
表計算ソフトのWPS Spreadsheets(スプレッドシート)で使える、作業効率がアップする便利な関数をご紹介します。
今回ご紹介する関数は、【SUM関数】【SUMIF関数】【SUMIFS関数】です。この3つの関数を使うだけで、集計時間を大幅に短縮でき、集計業務が効率よく捗ります。
▼【SUM関数】範囲内の数値の合計を求める関数
▼【SUMIF関数】条件を指定し、その条件にあった数値の合計を求める関数
▼【SUMIFS関数】複数の条件を指定し、その条件にあった数値の合計を求める関数
【SUM関数】範囲内の数値の合計を求める関数
関数の中で、最も多く使用するものがSUM関数でしょう。SUM関数は「範囲内の数値の合計を求める関数」です。
表1の製品数の合計を求めたい場合、手動で計算するとかなり手間がかかってしまいます。
そんな時は、=SUM(数値) で製品数の合計を求めることができます。
例)C列の合計を求めたい場合
=SUM(C2:C14)
すると、このように簡単に合計値を求めることができます。
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【SUMIF関数】条件を指定し、その条件にあった数値の合計を求める関数
次にご紹介する関数はSUMIF関数です。SUMIF関数は、言わばSUM関数の応用編になります。
SUMIF関数は「条件を指定し、その条件にあった数値の合計を求める関数」です。
表1の製品毎の合計数(行18,19,20)を求めたい場合、製品別に計算していては時間かかってしまい効率が悪いです。
そんな時は、SUMIF(範囲,検索条件,[合計範囲]) で製品別の合計数を簡単に求めることができます。
例)製品Aの合計値を求めたい場合
=SUMIF(A2:A14,A18,C2:C14)
すると、このように簡単に製品ごとの合計値を求めることができます。
【SUMIFS関数】複数の条件を指定し、その条件にあった数値の合計を求める関数
最後にご紹介する関数は、SUMIFS関数です。
SUMIFS関数は、先ほどのSUMIF関数の応用編で「複数の条件を指定し、その条件にあった数値の合計を求める関数」です。
上記の表で、問い合わせの広告経由の合計値を求めたい場合、条件が2つ(問い合わせ・広告)あるのでSUMIF関数では求めることができません。
そんな時は、SUMIFS(合計範囲,範囲1,検索条件1,[範囲2,検索条件2 ],・・・) で複数条件に当てはまる数値の合計値を簡単に求めることができます。
例)問い合わせの広告経由の合計値を求めたい場合
=SUMIFS(D2:D17,B2:B17,B19,C2:C17,C19)
すると、このように複数条件(問い合わせの広告経由の数)の合計値を求めることができます。
まとめ
今回は、数値の合計を求める3つの関数【SUM関数】【SUMIF関数】【SUMIFS関数】をご紹介しました。
WPS Officeで使える関数は350種類以上で、他にもたくさんあります。もっと効率よく業務をこなしたい方は関数をマスターしていきましょう。
次回は、【COUNT関数】をご紹介します。