オフィスソフト非搭載パソコンにWPS Officeを導入。中国企業との取引が多いからこそ見出したメリットがあった

人気ゲームアプリからTVアニメ化した「アズールレーン びそくぜんしんっ!」をはじめ、数多くのアニメ作品を企画、制作協力している株式会社キャンディーボックス。
新型コロナウイルスの流行により、これまでのアニメ制作のフローに変化が生じて求められたのが大量のパソコン導入。費用捻出のために打たれた施策の末、この春入社の社員が使うオフィスソフトにWPS Officeを選ばれました。スピーディーな決断で導入に至った背景を中心に、営業と総務を兼務する李様にお話を伺いました。

人気ゲームが原作のテレビアニメを手掛けるアニメ制作会社

ー 御社の事業内容と李様の職務について教えてください。

李様:アニメ制作会社になります。設立当初は別のアニメ制作会社からの依頼で絵を描く、撮影の処理などから始めた下請けのアニメ制作会社でした。携帯ゲームで人気が出た「アズールレーン びそくぜんしんっ!」が元請けとして初めてのテレビシリーズです。社長が中国出身なので、当社が請け負っている業務のうち3分の2ほどが中国本土の企業からの依頼、日本に拠点を構える中国系の企業からの依頼となっています。クリエイターを中心に、クオリティーの高い作品を目指しております。
私は営業担当ですが、最近は総務の仕事も任されており、今回のオフィスソフト導入を担当しました。

導入事例-株式会社キャンディーボックス

これまでの制作スタイルから一転、デジタル化へのシフトで大量のパソコン導入が必要に

ー 本サイトよりお問い合わせいただいたことが始めでしたが、WPS Officeはどのように知りましたか。

李様:もともと学生時代に、(中国版のKINGSOFT Officeを)使っていたので知っていました。

ー ありがとうございます。WPS Office導入を検討された背景を教えてください。

李様:新型コロナウイルス流行以前、アニメ制作会社では、クリエイターたちはあまりパソコンを使わず、ほとんど手描きでした。中国のアニメ制作会社とは、飛行機で素材を送り、描き終わったら送ってもらう、というやりとりでした。それが、コロナが流行したことでスキャンに変わり、データを送り、データで回収するようになりました。これがきっかけで、大量のパソコンの導入が急に必要になったのです。

ー コロナの影響で事情が大きく変わったのですね。

李様:はい。毎年1、2台のペースでパソコンを新規導入しており、価格が高めのパソコンを選べばMicrosoft Officeが付いていました。以前はパソコンを使うのは事務職だけでしたが、現在は制作部門もクリエイターも使うようになり、10台、20台、同じ価格帯のパソコンを増やすとなると導入コストが目立ちました。そこで、できるだけ安いパソコンを買うことになりましたが、オフィスソフトは付いていないので、新たに購入するしかありませんでした。この春に入社した制作部門の2名の新入社員用にWPS Officeを導入することにしました。

ー 予定していた台数のパソコンを購入するためにも、どこでコストダウンを図るか。特定のソフトを使いたいときにOSが合わずに使えない、といった支障を避けるためにも、お仕事の内容によってはパソコンのスペックを落とせないこともあるかと思います。

李様:おっしゃる通りです。事務のパソコンはそんなにスペックが高くない基本的なものです。クリエイターが使っているパソコンは、それよりも良いハードウェアのものになりますね。

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WPS Officeが主流の中国企業とのやり取りに合ったオフィスソフト

ー 今回、2ライセンス導入いただきましたが、他のオフィスソフトは検討されましたか。

李様:これまでと同じくMicrosoft Officeにするか、WPS Officeにするかの二択でした。業務で使うには、広告が出るような無料のオフィスソフトは良くないと思いました。中国の得意先では、Microsoft OfficeよりもWPS Officeが多く使われているので、同じオフィスソフト(WPS Office)が使えることは大きなポイントでした。

ー WPS Officeを導入している企業様からはMicrosoft Officeとの互換性の高さを評価いただいていますが、WPS Officeユーザーとのやり取りでは互換性が100%ですね。

李様:そうですね。互換性は心配なく、使いやすいです。同じように中国企業と取引している企業であれば、WPS Officeを使うことをおすすめしたいくらいですよ。

ー お問い合わせをいただいてから導入に至るまで約1週間でしたが、WPS Officeに決めた理由を教えてください。

李様:一つ目は、学生時代に使って知っていたこと。二つ目は、Microsoft Officeより安かったこと。三つ目は、中国(の得意先)とのやりとりで使いやすいこと。この3つですね。
なにより良かったことは、問い合わせした後すぐに返事をいただけたことです。入社日が迫っていたので、そこに間に合わせるために急いでいました。同じ時期に導入のために問い合わせした別のソフトウェアは、ホームページに電話番号がない、メールも2、3日後に返信が来るといった感じでした。問い合わせ後の対応に違いがありましたね。

ー ありがとうございます。現状、コロナウイルス感染予防対策でテレワーク推奨のため会社にお電話いただいても繋がりにくいことがありますが、オンラインでお問い合わせいただいた後には、メールもしくはお電話で迅速にご回答するよう心掛けています。
先ほど二つ目の理由で挙げられた、「Microsoft Officeより安かったこと」についてお聞きします。ごく一般的な事務作業で使われている機能に特化することで、WPS Officeは低価格でのご提供ができています。Microsoft Officeに搭載されている機能とは差があるのは気になりますか。

李様:特別なことをするわけではなく、日常の事務作業で使うことが目的なので、そこまでの機能を使っていないか必要としていないと思います。YouTubeの動画で見るような、そんなにマニアックな使い方をしないので機能は十分ですね。

ー どのような業務でWPS Officeをお使いいただいていますか。

李様:総務部門では、経理業務でWPS Spreadsheets(表計算ソフト)を一番使っていますね。あとは、社外へのお知らせや会社案内などの書類作成にはWPS Writer(ワープロソフト)を使います。まだ使う機会はなかったですが、今後は企画書を作るのにWPS Presentation(プレゼンテーションソフト)も使っていくと思います。制作部門も表計算ソフトで予算書を作るのに使うことが多いですね。請求書も今は表計算ソフトで作っています。

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ー 新入社員の方がお使いになっているとのことですが、使い勝手はいかがでしょうか。

李様:学生時代やプライベートでMicrosoft Officeを使っていたかもしれないですが、オフィスソフトの使い方自体は教えたことがないですね。WPS Officeでもスムーズに使っているようです。

ー 2ライセンスの導入からのスタートですが、今後の展開はお考えでしょうか。

李様:今は、オフィスソフトがないとそもそも仕事ができない時代だと思います。例えば、会社のマニュアルでも、昔のプロジェクトの資料でも、全部データになっています。プリントアウトするよりもメールで社内共有する方が効率はいいですよね。事務と制作部門はすべてのパソコンにオフィスソフトが入っていますが、クリエイターのパソコンは全部ではありません。クリエイターは絵を描くソフトが大事です。たまに作品の説明や紹介などのテキストを自分のパソコンで見る時には、オフィスソフトが必要になりますが、月に1、2回くらいのペースで使っているだけなので、必要なときだけプリントアウトして(紙で)渡しています。オフィスソフトがクリエイター全員に必要かどうか社内で検討しています。

ー 少数ライセンスから導入できるところもWPS Officeの魅力ですね。WPS Officeは「.doc」「.xls」「.ppt」などの拡張子のファイルも開けるので、過去のデータ活用に是非お役立てください!本日は、お話を聞かせていただきありがとうございました。

株式会社キャンディーボックス

代表取締役社長:朱 暁
事業内容: アニメーションを主体とした映像作品の企画、製作、販売、輸出入等
本社所在地:東京都三鷹市下連雀3-32-4 グリーンパルコ2F、3F、4F
設立:2012年12月
URL:http://www.studio-candybox.com/

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