電子カルテシステム導入をきっかけに、オフィスソフト見直しへ。オフライン環境にも対応したWPS Officeを医療現場で活用

医療法人錦秀会は、地域医療貢献の一環として大阪府の民間病院初の新型コロナウイルス専門病院をいち早く開設した、関西圏に5病院2施設を構える医療法人です。同グループの阪和インテリジェント医療センターでは、疾患別に百万人の検診・予後データを用いたAIによる解析で、受診した人間ドックデータから今後発症する可能性の高い病気を予測する先進的な医療にも積極的に取り組まれています。
今回は、医療法人錦秀会 医事管理部 部長 花坂仁啓様にWPS Office導入の背景から選定に至るまでを伺いました。

Microsoft Officeに代わるオフィスソフトを検討

― WPS Officeを導入するに至った背景を教えていただけますか。

医療法人錦秀会 花坂仁啓様(以下、錦秀会 花坂様):

当グループの阪和病院は開院から60年以上、阪和記念病院は40年以上が経過して老朽化が進んでいたため、新たな土地に病院を移転することになりました。新規開院に伴い、院内で電子カルテシステムを導入することになったのですが、新たにパソコンを数百台増やす必要がありました。さらに、使っていたオフィスソフト(Microsoft Office)のサポート終了に伴うリプレースが重なり、約2,000台のすべてを揃えるには多くの費用がかかる状況でした。そこで、(Microsoft Officeではない)他のオフィスソフトを検討することになりました。

― WPS Officeはどのように選定いただいたのでしょうか。

錦秀会 花坂様:

当グループの医療情報システムの業務を請け負っている、アスクラピウス株式会社からWPS Officeを勧められたことがきっかけでした。オフィスソフトを決めるにあたって、電子カルテシステムと連携して使えるか、外部に接続しないイントラネットという病院ならではの利用環境でも問題なく使えるか、この2つがポイントでした。

電子カルテシステムによっては、国に提出する書類のフォーマットはMicrosoft Excelでないと出力できない仕様になっています。当グループで導入した電子カルテシステムは、帳票出力できるオフィスソフトに制限がなく、WPS Officeでも問題なく帳票出力できました。
また、実際の利用環境に合わせたプログラムで検証を行い、問題なく使えることが分かったのでWPS Officeを導入することになりました。

本部と病院、求める機能が違うからオフィスソフトを使い分ける

― 法人内での反応はいかがでしたか?

錦秀会 花坂様:

WPS Officeを検証していた段階では、今まで使ってきているオフィスソフトから変えない方が良いのでは、といった意見があったのが正直なところです。そこで、WPS Officeを推してくれた情報システム担当者はオフィスソフトを実際に使う現場でWPS Officeを試してみたり、各委員会の場で説明したりすることで少しずつ不安を払拭しました。

WPS Officeを実際に試してみたことで、Microsoft Officeと比べても遜色ない機能を備えていることと、やはり導入コストがかなり抑えられることが決め手となりました。

― 病院ではWPS Officeを導入いただきましたが、本部で利用しているオフィスソフトは違いがありますか?

錦秀会 花坂様:

本部では、Microsoft Officeを使っています。本部と病院、それぞれオフィスソフトに求める機能が違うので使い分けています。

― 最後に、WPS Office導入を検討している企業様にメッセージをお願いします。

錦秀会 花坂様:

WPS Officeは、Microsoft Officeと比べて価格がかなり安く、尚且つ当院での使い方では互換性も問題なく、非常に良い製品だと思います。今はとにかく色々なモノの値段が上がっている時代ですから、削れるところは削って、必要なところに経費をかける方法も良いと思います。

今回は、電子カルテシステムとの連携、そして医療現場というオフラインでPCを利用する環境での導入について貴重なお話を頂戴しました。
WPS Office導入にぜひお役立てください。

医療法人錦秀会

医療法人錦秀会
理事長 籔本 武志
本部所在地:大阪市住吉区南住吉3丁目5番15号
URL:https://kinshukai.or.jp/